【POG】ワラワラ's racehorse pedigree

血統素人の血統ブログ

ソガノドルフィン(ショコラーチの2021)

ソガノドルフィン(ショコラーチの2021) 牡

父 : キタサンブラック

母 : ショコラーチ(母父 : キンシャサノキセキ

馬主 : 高瀬真尚氏

生産牧場 : 本間牧場

2023年2月7日現在

5代目までに生じるクロス サンデーサイレンス 3×4 , Lyphard 5×5×5

 

 

まず、本馬の馬名、ソガノドルフィン。馬名の意味、人名+いるか。

 

 

蘇我入鹿?馬名だけ見てスルーするつもりだったのですが、念のために血統表を見て、面白いと思いましたのでカタカタと。

 

 

キタサンブラックは初年度からGⅠ天皇賞・秋有馬記念を勝ったイクイノックス、GⅡセントライト記念を勝ったガイアフォースを出ていますし、現3歳においてもGⅢ京成杯を勝ったソールオリエンスはクラシック候補の1頭であり、GⅢアルテミスSを勝ったラヴェル牝馬戦線では注目の1頭となっており、キタサンブラックの繁殖能力の高さは期待以上のものと感じています。

 

 

で、本馬の母ショコラーチJRA通算2勝の成績でキンシャサノキセキ産駒らしく芝短距離~マイルが主戦場でした。半兄が2頭いますが、アドマイヤムーン産駒のギンノアメガフルは未勝利のまま地方へ行きますが、盛岡へ移籍後すぐに3連勝を飾り、一度はJRAに戻りますが、再度川崎へ移籍しています。2番目の兄アッティラジャスタウェイ産駒で2歳9月にデビューしていますが、現在5戦未勝利という戦績です。

 

 

で、本馬は父がキタサンブラックに変わり、期待が持てるのではと思う配合かと思います。単純にサンデーサイレンスクロスというのは、ガイアフォースやラヴェルと同じで、父母間でのLyphardクロスというのはイクイノックスやラヴェルと同じです。ついでに書くと、ノーザンテーストの5×6のクロスも持っていますので、これについてもガイアフォースやラヴェルも同じクロス持ちです。

 

 

かなり強引に書かせていただいた感が拭えませんが、ラヴェルと重なる部分は多いです。しかしながら、ラヴェル程かというと、そこまでは。。。という感じです。ただ、血統だけでいうと十分に期待できる配合だと思いますし、化ける素質を持っている可能性を秘めていると思います。名前のインパクトが強いのですが、大成してほしいと思う一頭で、POG期間外でも活躍を願います。

 

シャイニンオーラの2021

シャイニンオーラの2021 牡

父 : エピファネイア

母 : シャイニンオーラ(母父 : キングカメハメハ

馬主 : ディアレストクラブ

生産牧場 : 下屋敷牧場

5代目までに生じるクロス サンデーサイレンス 4×3 , Hail to Reason 5×5 , Northern Dancer 5 × 5

 

 

エピファネイア産駒の中で配合の王道パターンとなる母父キングカメハメハ、母母父サンデーサイレンスという配合ですが、牝馬三冠を獲得したデアリングタクトやエリザベス女王杯3着のクラヴェル、GⅡデイリー杯2歳Sを2着のソネットフレーズなどPOG期間内外を問わずに期待しないわけにはいかない配合です。

 

 

エピファネイア×母父キングカメハメハ×母母父サンデーサイレンスであれば、自動的に8分の7同血が成立します。

 

 

ということで残りの8分の1について。本馬の母母母にあたるシャイニンレーサーはGⅢマーメイドSを含む6勝を挙げており、その父はノーザンテースト。そのシャイニンレーサーの半弟はGⅠ朝日杯3歳Sを勝ち、最優秀2歳牡馬に輝き、デビューから4連勝のまま引退したフジキセキがいます。

 

 

まずは本馬の母、シャイニンオーラはJRAで5戦、地方に移って3戦を戦いますが、未勝利のまま繁殖行きとなりました。本馬の母母シャイニンルビーは2歳12月に新馬戦勝利を挙げ、GⅢクイーンCでも勝利しました。その後GⅠ桜花賞は1番人気で3着、続くGⅠオークスでは1番人気で5着と健闘します。秋にはG1 秋華賞を2番人気に推されますが18着という結果でしたが、その後7歳1月まで現役でしたが重賞を勝ちきれず繁殖入りとなりました。

 

 

母母母のシャイニンレーサー自身は現2歳、3歳(当時は3歳、4歳)時に新馬勝ちはしたもののその後勝ち上がることができず、古馬になってから頭角を現し、GⅢマーメイドSを勝ち、GⅠエリザベス女王杯の出走も叶いました。

 

 

本馬の母母父はノーザンテースト(Northen Dancerの直仔)となります。最初に述べた活躍馬の母母父を挙げると、デアリングタクトはDanzig(Northen Dancerの直仔)、グラヴェルはPotrillazo(Nasrulla系)、ソネットフレーズはトニービンゼダーン系)です。ちなみに現3歳で新馬秋明菊賞を連勝しGⅠ朝日杯FSに出走し9着で、2月23日のマーガレットSに出走予定コーパスクリスティは本馬と同じノーザンテーストで16分の15同血ということになります。

 

 

本馬においてはデアリングタクトと同じNorthern Dancerの直仔を母母父に持つ点は同じであります。本馬と同じ母母父がNorthen Dancerの直仔でSadlers Wellsのピエノフィオレの2021やデアリングタクトと100%同血のデアリングエッジの2021(母が全姉妹)といますので、それぞれ注目していきますが、私的にはシャイニンオーラの2021が面白い存在だと思いましたので、書き留めておきました。

 

ストロベリーフェアの2021

ストロベリーフェアの2021 牡

父 : タニノギムレット

母 : ストロベリーフェア(母父 : Kingmambo

馬主 : ゴドルフィン

生産牧場 : ダーレー・ジャパン・ファーム

5代目までに生じるクロス Mr.Prospector 3 × 5 , Graustark 4×5 , Northern Dancer 5 × 5 , Nashua 5 × 5

 

 

競馬ファンの間ではウオッカの孫とダイワスカーレットの孫の仔馬の誕生が動画配信され話題となり、非常におめでたい話ですくすく育っていってもらいと思います。そしてその仔馬のひいおじいさんにあたるタニノギムレット産駒です。

 

 

2021年生まれのタニノギムレット産駒は4頭。(←私調べ)タニノギムレットのラストクロップとなります。タニノギムレットについては2歳12月に2戦目で未勝利を勝利し、翌1月のGⅢシンザン記念、翌月2月のGⅢアーリントンC、そのまた翌月3月のGⅡスプリングSを3か月連続で重賞を勝利し、翌4月のGⅠ皐月賞に1番人気に推されながらも3着。そして5月上旬のGⅠNHKマイルCに出走し、再び1番人気の3着。で5月下旬に行われたGⅠ日本ダービーシンボリクリスエスを差し切りダービー馬となった競走馬であるが、以降は屈腱炎を発症し、種牡馬入りとなった。というか5か月で6重賞に出走し、皐月→NHKマイル→ダービーという走らせるというさすがマツクニ厩舎だと思いますし、現在の日本競馬においては考えられないローテーションにびっくりします。

 

 

種牡馬としては言わずとしれた64年ぶりの牝馬による日本ダービーウオッカの父であり、史上初の父娘ダービー制覇を達成した。以降数々の重賞馬を輩出していますが、GⅠ馬はウオッカのみです。で、本馬は、その重賞馬の1頭であるミッドサマーフェアの全弟が本馬になります。

 

 

ミッドサマーフェアについては、2歳10月にデビューを果たすも初勝利は4戦目の3歳1月でした。続く2勝目はデビューから7戦目の3月の君子蘭賞(500万下、現1勝クラス)で、それに続いてGⅡフローラSも勝利しました。そして、GⅠオークスに1番人気に推されましたが13着で敗退しました。私自身もミッドサマーフェアオークスは期待してテレビを見ていました。その後、父がディープインパクトの半妹にあたるミッドサマーコモン、フィアスプライドは私のPOG馬でしたが、その2頭の真ん中の全姉妹のソフトフルートが指名していませんでした。そのソフトフルートについてはGⅠ秋華賞を制しています。(←なんと私のセンスの無いことか)

 

 

本馬においては牡馬であり、タニノギムレットのラストクロップで、タニノギムレットの後継種牡馬になれるような結果を出してほしいと応援したいです。何といってもサンデーサイレンスの血が入っていないため、競走馬として成功すれば、種牡馬としても期待できると思います。ブライアンズタイムの血を父系として繁栄させてほしいという願いもあります。

 

  

ただ、母の出産時の年齢が20歳で父の種付け時の年齢が21歳ということでともに高齢であることによる体質面が懸念材料でありますが、ロマン枠というものがあれば指名して面白いかと思います。

 

アイソーザライト (サウンドオブハートの2021)

アイソーザライト(サウンドオブハートの2021) 牝

父 : バゴ

母 : サウンドオブハート(母父 : アグネスタキオン

生産牧場 : タイヘイ牧場

5代目までに生じるクロス Northern Dancer 4×5 , Halo 5×4 , Mr.Prospector 4×5

 

 

父バゴはフランスで活躍し、凱旋門賞パリ大賞典などGⅠ5勝を含む16戦8勝の成績残し、2005年のジャパンカップを最後に日本で種牡馬入りしました。初年度産駒から菊花賞を勝ったビッグウィーク、フラワーカップを勝ち桜花賞2着だったオウケンサクラ等出ましたが、その後の重賞ウイナーはGⅢ函館2歳S勝ちのクリスマス、GⅢファルコンS勝ちのタガノアザガル、GⅢ京成杯勝ちのコマノインパルスで、ビッグウィーク以降GⅠ馬が出ませんでしたが、ビッグウィークから9年の時を経て秋華賞有馬記念宝塚記念を連覇したクロノジェネシスが出て、その2年後にはまだGⅠには届いていませんが、GⅢサウジアラビアRCを勝ち、GⅠ皐月賞日本ダービーをともに3着に入ったステラヴェローチェが出てきて、バゴ産駒が再評価されています。

 

 

バゴの血統については、父は英ダービーを制したNashwanを父に持ち、母はMoonlights Boxという血統です。ブラッシングブルーム系というのは海外競馬においてはマイラー、中~長距離、芝ダートを問わず活躍馬が出る傾向があります。父バゴの血統に関しては、母母Coup de Genieが日本適正のキーとなっていると考えます。Coup de GenieはシュヴァルグランヴィルシーナヴィクトワールピサアサクサデンエンなどBMSMachiavellianの全妹であり、ともに仏GⅠモルニー賞、サラマンドル賞という芝の短距離のレースで同じGⅠを勝っていることに注目しました。

 

仏のような重たい芝のレースで全兄妹で勝つというのは偶然ではなく、MachiavellianとCoup de Genieもスピードの持続力はどちらも非常に高いものがあり、それを仔へと伝える能力が非常に高いのではと思います。全兄のMachiavellianサンデーサイレンス系の特徴の瞬発力の部分+スピードを維持させるという効果があるため、日本においてBMSとしてサンデーサイレンス系との成功例が多いと個人的に思っています。

 

今後もCoup de Genieにおいても同等の能力が発揮されるのを期待しますので、クロノジェネシスやステラヴェローチェのようにサンデーサイレンスの血を持つ牝系との配合で成功例が増えてほしいと思います。

 

 

で本馬の母サウンドオブハートは父アグネスタキオン、母シンメイミネルバ、母父Caerleonという血統で、母サウンドオブハート自身は新馬戦、OP芙蓉Sを連勝し、GⅠ阪神JFで3着、OP紅梅Sを勝ってGⅠ桜花賞に臨み5着でした。そこから8か月休養があったり、父アグネスタキオン産駒の特徴である、スピードがありながら体質面において弱い部分があったため、GⅡ阪神牝馬Sを勝ちましたが、次のGⅠヴィクトリアマイルCで14着と大敗し、繁殖入りとなりました。

 

 

母がレースに強い馬でありながら、本馬の兄姉においては重賞を獲った馬はいなく、そうかと言って、父が恵まれていないかというとロードカナロアハービンジャーなど一線級の父を迎えているのに結果が出ていないという感想です。

 

 

父がバゴとなることで母サウンドオブハートのスピードの持続力にもいい影響がでるかと思いますし、仏の重い馬場を駆け抜けてきた父でありますので、体質面においても期待が持てると考えます。母の仔としても、そろそろ大きいところを狙える仔が出てきてほしいところです。POG的にはデビューが夏~秋でも阪神JF桜花賞が狙えるのではないかと思っていますので、POG本等での情報によっては上位~中位くらいで考えたいと思います。

 

コパノバリー(レスタンノールの2021)

今回はコパノリッキー産駒です。正直、この産駒をブログで取り扱うことがあるなんて思っていませんでした。(←かなり失礼な話ですが)しかも九州産馬を。(←続けて失礼しました)

 

 

コパノバリー(レスタンノールの2021) 牡

父 : コパノリッキー

母 : レスタンノール(母父 : ステイゴールド

馬主 : 小林祥晃

厩舎 : 栗東村山明

生産牧場 : 本田土寿

5代目までに生じるクロス サンデーサイレンス 3×3 , Northern Dancer 5×5

 

 

まず、父コパノリッキーについてですが、2歳12月にデビューしますが8着。次の3歳1月の未勝利戦で初勝利後、中2週で500万下を勝ち2勝目。その後、ヒヤシンスSで3着に敗れますが、伏竜Sを勝ち3勝目。そして、地方GⅡ兵庫チャンピオンシップでは1番人気に応え、重賞勝ちという2歳12月から3歳5月までの5か月で6戦4勝というPOG期間としては申し分ない成績を残しました。3歳の11月と12月に出走しますが10着、9着と敗退します。明けて4歳となり最初の出走がGⅠフェブラリーS。16番人気の低評価でしたが、まさかの大激走で優勝。5歳時はフェブラリーSを連覇し、JRA最優秀ダートホースに選定され、全33戦16勝、内GⅠ11勝(地方GⅠ含め)と7歳まで活躍した競走馬でした。と父の戦績だけで枠を使ってしまいました。コパノリッキーの戦績の復習ができましたが、体が強くて、レースで強い馬でした。

 

 

その父はゴールドアリュール自身もダートGⅠ4勝でコパノリッキーと同様JRA最優秀ダートホースに選定されています。ただゴールドアリュール自身は日本ダービーに出走しており、13番人気ながらタニノギムレットの0.3秒差の5着と好走しております。

 

 

で本馬の母レスタンノールは父ステイゴールド、母ディラローシェでGⅠ天皇賞・春を連覇、GⅠ日本ダービー、GⅠ天皇賞・秋ともに2着のフェノーメノの1歳上の全姉になりますが、未勝利のまま繁殖入りとなりました。

 

 

父方にサンデーサイレンス、Nureyev、リアルシャダイトニービンと体が強くて、レースで強い要素が入っているコパノリッキーでありますが、ここにサンデーサイレンスの3×3と母母父のデインヒルとスピード感がある血統があることによって、ダートはもちろんのこと、芝でも期待してしまいます。むしろ、芝のレースを使ってほしいです(願望)

 

 

本馬は九州産馬という利点。早期デビューで芝のレース選択というようなことがあれば、夏の小倉の九州産馬限定のオープンに出てもらって、そこからダートに変更し、年末のGⅠやUAEダービーを目標という選択肢もありかと思います。POG本に早期デビュー等のキーワードがあれば間違いなく、POG的には隠し玉要素満載だと思います。

 

クリスマスの2021

今回は2022年リーディング4位、2歳リーディング8位のキズナ産駒。

キズナ産駒として代表格はGⅠの有馬記念天皇賞・春を2着、仏GⅡフォワ賞を勝ったディープボンド、GⅠ安田記念を勝ち、GⅠNHKマイルCを2着のソングライン、GⅠ秋華賞ヴィクトリアマイルを2着、桜花賞3着と健闘したファインルージュ等を出しています。活躍した傾向としては一般的にHaloクロスを持っている点、Northern Dancerクロスを持っている点が挙げられます。

 

 

クリスマスの2021 牝

父 : キズナ

母 : クリスマス(母父 : バゴ)

馬主 : エンジェルレーシング

生産牧場 : 坂東牧場

5代目までに生じるクロス サンデーサイレンス 3×4 , Highclere 5×5 , Northern Dancer 5×5

 

 

本来ならばキズナ産駒を書くときのは、初めはノースヒルズ生産馬と思っていました。気になっている仔馬だったのでこちらを先に書きます。

 

 

本馬の母クリスマスは新馬戦で勝利し、2戦目函館2歳Sを連勝。その後アルテミスSを1番人気に推されながらも7着、GⅠ阪神ジュベナイルフィリーズは7番人気ながら4着と好走。しかしながら、POG期間内はGⅢフラワーC、GⅠオークスに出走するも結果が出なかったのですが、POGとしては十分な成績でした。古馬になると芝の短距離で活躍しオープン入りしGⅠ高松宮記念に出走を果たした競走馬でした。

 

 

母の血統としては父バゴ、母父ステイゴールドであります。ということで、最初に述べた、ディープインパクト×ステイゴールドと見事なサンデーサイレンスクロスがあることで自動的にHaloクロスを生じます。そして本馬の母父バゴについてもクロノジェネシスの父でNorthern Dancerを持っているため、上記に挙げたNorthern Dancerクロスを持つことになります。

 

 

ただし、最初に挙げたディープボンドにおいては母父キングヘイローであるためダンシングブレーヴ経由のHaloクロス、ソングライン・ファインルージュにおいてはどちらもサンデーサイレンスクロス(どちらも3×4 )によるHaloクロスという点です。本馬においては後者2頭と同じサンデーサイレンスクロスになります。という点では本馬においてはマイル路線ということになるかもしれません。牝馬の場合は、GⅠは阪神JF桜花賞NHKマイルCとありますし、私の期待値としては高いところにあります(←ちなみに地元POGでは期間内のGⅠの内、この3つのGⅠを獲ったことがない私です。だからなおさら。)

 

 

最後にキズナ産駒の場合、ある程度の馬格が必要な傾向がありますので、POG本の取材時点での馬体重次第で上位指名を検討したいところです。

 

テンノナウシカ(クイーンズシアターの2021)

テンノナウシカ(クイーンズシアターの2021) 牡

父 : レイデオロ

母 : クイーンズシアター(母父 : ディープインパクト

馬主 : 天白泰司氏

生産牧場 : 二風谷ファーム

5代目までに生じるクロス ウインドインハーヘア 3×4 , Mr.Prospector 4×5

 

 

今年度デビューの話題の新種牡馬レイデオロレイデオロ産駒はサンデーサイレンス血を持たずにレイデオロの3代母にウインドインハーヘアということにより、母父がディープインパクトブラックタイド等の兄弟の牝馬だとウインドインハーヘア3×4クロスが生まれるパターン種牡馬となります。

 

 

本馬がまさにこのパターンに該当しますが、2021年産駒でこのパターンに該当するのは27頭くらいいます(多分)。話題の新種牡馬ですので、そこまで語る必要もないかと思いますが、とりあえずサンデーサイレンスの血がないため、サンデーサイレンスの血で溢れている日本競馬においては、救世主として期待されているはずです(また多分)

 

 

本馬の母、クイーンズシアターは2歳8月にデビューしますが、3歳7月とほぼ1年かかり、12戦目にしてダート1700の未勝利戦で勝利します。その後、ダートを主戦場としましたが、勝ち上がれず繁殖入り。

本馬の兄姉は順番に、ハービンジャーロードカナロアロードカナロアと実績のある種牡馬の兄姉がいますが、なかなか結果が出ていない状態です。

 

 

とそこで、本馬は名牝ウインドインハーヘア3×4のクロスが生じるレイデオロとの仔ということで、クロスの影響がどう出るか楽しみであります。そして本馬の場合、キングカメハメハ×ノーザンテーストとなるとドゥラメンテが思い出します。母のクイーンズシアターと初のダービー馬との組み合わせによる効果を期待したいと思います。

 

 

あとは、母母父のサクラユタカオー×ノーザンテーストと言えばサクラバクシンオーキタサンブラックはそこにブラックタイド。本馬は全弟のディープ、さらに名牝クロスが生じるレイデオロとなれば期待したくなる一頭です。(←あくまでも個人的見解です)

 

 

2024年のクラシックはレイデオロが席巻するかもしれませんが、本馬もその中の1頭であることを期待していますし、POG期間内では長距離砲というより、中距離バッターのイメージで指名を検討してもいいかと思います。