【POG】ワラワラ's racehorse pedigree

血統素人の血統ブログ

カレンメンドーサ(カレンオプシスの2021)

カレンメンドーサ(カレンオプシスの2021) 牡

父 : ルーラーシップ

母 : カレンオプシス(母父 : サムライハート

馬主 : 鈴木隆司

厩舎:栗東平田修

生産牧場 : ノーザンファーム

2023年3月10日現在

5代目までに生じるクロス エアグルーヴ 2×3

 

 

まず、血統表を見て、エアグルーヴ 2×3 というクロス。期待と不安が入り混じる気持ちになりました。

 

 

ルーラーシップについてはご存じの方も多いと思います。今年度POGでは、GⅠ朝日杯FS、GⅢサウジアラビアロイヤルCを制し、GⅡニュージーランドTからGⅠNHKマイルCを出走予定のドルチェモア、GⅠ阪神JFを3着、GⅢ札幌2歳Sを2着、GⅢクイーンCを3着、GⅠ桜花賞を出走予定のドゥアイズ、GⅢきさらぎ賞を制し、GⅠ皐月賞を出走予定のフリームファクシと種牡馬としてその仔たちが旋風を起こしています。他にもGⅠ桜花賞出走予定のメイクアスナッチ、GⅢ毎日杯出走予定のキングスレイン等も期待されています。

 

 

母の現役時代は2勝という成績でした。母はGⅢきさらぎ賞を2着のバンドワゴンが半兄で、GⅠジャパンC、GⅠ大阪杯を制し、GⅠ日本ダービーを2着など優秀な成績を挙げ種牡馬として2023-2024シーズンでデビューするスワーヴリチャードを半弟にいます。

 

 

そして母父のサムライハートですが、現役時代はディープインパクトと同期で新馬戦を勝利し、次戦の500万下エリカ賞で5着でした。その競走中に骨折を発症し、春のクラシックを棒に振ります。3歳の夏に復帰のプランがありましたが、裂蹄をしてしまい復帰が3歳秋となりました。復帰後500万下の平場戦、1000万下ドンカスターCを連勝しましたが、明け4歳3月の1600万下アクアマリンSでは8着という結果でした。その後伊藤雄二厩舎の引退により、池江泰寿厩舎へ転厩しましたが、全体的に体質が弱い理由で引退となり、池江厩舎では出走することなく引退となりました。

 

 

そこで、父ルーラーシップの母と母父サムライハートの母であるエアグルーヴエアグルーヴ産駒の個人的なイメージは古馬になってから活躍する仔が多いイメージですが、エアグルーヴ自身は、桜花賞を熱発により回避したもののその後のGⅠオークスを制しています。GⅢ時代のチューリップ賞ではビワハイジに5馬身差をつけて勝利している実績もあります。

 

 

このクロスは紙一重のような配合ですが、純粋に活躍してほしいと思わせる血統です。本馬の下のカレンオプシスの2022も同じルーラーシップの全弟がいますので、本馬の出来が良かったのかもしれません。そして、スワーヴリチャードを叔父に持つ点も注目したい点です。情報等によっては、上位指名も検討してもいいかと思います。