【POG】ワラワラ's racehorse pedigree

血統素人の血統ブログ

ヒシグランディヴァ(ラリズの2021)

ヒシグランディヴァ(ラリズの2021) 牝

父 : シュヴァルグラン

母 : ラリズ(母父 : Bernstein)

馬主 : 阿部雅英氏

厩舎:栗東友道康夫

生産牧場 : ノーザンファーム

セリ価格 : 1億780万円(税込)2022セレクトセール(1歳)

2023年3月1日現在

5代目までに生じるクロス Halo 4×4×5 , Northern Dancer 5×5, Blushing Groom 5×5

 

 

ついに、このブログでノーザンファーム生産馬を取り上げます。特に避けてきた訳ではないのですが、新種牡馬シュヴァルグランを取り上げたいと思ったらプロフ等も含めて本馬でした。本馬は1歳時のセレクトセールにおいて、1億円超えで落札されました。ヒシの冠の阿部氏が馬主で厩舎は友道厩舎という組み合わせ。2018-2019シーズンの時にヒシゲッコウとヒシイグアスがともに堀厩舎となった時以上にビックリしました。

 

 

母について簡単に紹介すると、先日の中山記念を勝ったヒシイグアスの母です。母はアルゼンチンでデビューし、GⅢオクレンシア賞(芝1000m)、GⅢコンデサ賞(芝1000m)の重賞を勝ち、GⅠエストレラススプリント大賞典(芝1000m)を2着と主に芝の短距離を走って13戦9勝という成績を残して2011年に輸入された母です。母の父Bernsteinの父は、ディープインパクトとニックスと言われたStorm Catであります。さらに、サザンヘイロー経由でHaloもあります。南米の母でHaloを含むStorm Cat持ちと時代のトレンドを兼ね備えていた母でしたが、ディープインパクトとの仔を見ることはありませんでした。本馬の兄弟の成績については、先ほど挙げたヒシイグアスが中山記念中山金杯の重賞を勝っていますが、長兄ミッキーシーガルが3勝、長姉のスミレが4勝をしておりますが、重賞勝ちはヒシイグアスだけとなります。

 

 

父においては、説明不要かと思いますが、GⅠジャパンCを制しております。ただ、父が活躍し始めたのが3歳秋からで、3歳10月に500万下(現、1勝クラス)を勝ちあがると、3連勝して3歳のうちにオープン入りし、年が明けて4歳になり、GⅡ日経新春杯で2着、続くGⅡ阪神大賞典で重賞初制覇、GⅠ天皇賞・春で3着と好走し、半年の間で大出世を遂げます。そこから、1年半後のジャパンCでGⅠ初制覇となります。個人的な感覚として、ハルーワスウィートは交配相手の良いところも悪いところも引き出す母という感覚があり。シュヴァルグランの本格化が古馬になってからというのは、ハーツクライを受け継いだものかと考えます。ただ、ハーツクライ自身はGⅡ京都新聞杯を勝ち、キングカメハメハのダービー2着ですので、一概に言えませんが。

 

 

本馬においては、父がシュヴァルグラン、半兄ヒシイグアスという血統背景になりますので、本格化は期間内に間に合うかどうかというところですし、ヒシ冠友道ラインというプロフも気になるところです。全くの部外者である私からしたら気になるけど迷う。指名するのであれば上位~中位でしょうから、POG本での調教等の情報次第です。