ティップトップの2021
ティップトップの2021 牝
父 : エピファネイア
母 : ティップトップ(母父 : Dubawi)
馬主 : ゴドルフィン
生産牧場 : ダーレー・ジャパン・ファーム
5代目までに生じるクロス Sadler’s Wells 4×5 , Halo 5×5
2022年2歳リーディング2位のエピファネイア産駒。これまでのエフフォーリア、デアリングタクトと牡馬・牝馬問わず安定した成績を出している種牡馬。母父においては、賞金上位(2023年1月17日現在)はハーツクライ、ディープインパクト等サンデーサイレンス系とキングカメハメハが上位を占めています。とそこで、本馬は母父Dubawi。キングカメハメハと同じミスプロ系でありますが、実績的に母父Dubawiとなるとリバティハイツ(父 : キングカメハメハ)がGⅡフィリーズレビューを勝ち、GⅠ桜花賞に臨むものの6着に敗れました。ロードマックス(父 : ディープインパクト)が、新馬戦を勝つとその後POG期間内は朝日FS、NHKマイルCのGⅠを含む6戦連続重賞レースに出走し、GⅡ京王杯2歳Sで2着に入っています。なので、母父Dubawiとしてまずまずの成績を上げています。
父エピファネイアはRoberto系ではありますが、父母は言わずと知れたシーザリオ。その父はサンデーサイレンス系のスペシャルウィーク。本馬のキモはここだと思っています。スペシャルウィークの母キャンペーンガール、その父はマルゼンスキーの父はNijinsky。
Nijinskyの特徴である底力やスタミナの部分が受け継がれて、スペシャルウィーク、シーザリオ、エピファネイアというように中長距離に強い子孫であり、母母父にCaerleonでその父Nijinskyという深いところでNijinskyクロスが生じており、Sadler’s Wellsクロスを持っており、長所をつなげている本馬は個人的には理想的な血統構成と思います。日本の馬場適正については半姉のバースクライ(父 : ハーツクライ)が紅梅Sを2着でしたが1400mでは距離が短いとは思っています。
父がエピファネイアに変わった本馬は『THEオークス』血統だと思います。多少、重たいと思うところもありますので、三振かホームランと覚悟して指名を検討してもいいかもしれません。